訪問リハビリブログ① 

(2021年5月 7日 13:10)(訪問リハビリブログ)

こんにちは!北星病院 訪問リハビリの鈴木です!訪問リハビリでも定期的にブログを通して皆様に役立つ情報を発信していきたいと考えています。
まずは、訪問リハビリをご存じない方もいるかと思いますので、簡単にご説明させていただきます。
 
訪問リハビリとは!
リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士)がご自宅へ訪問し利用者様のお身体に合わせた計画を立て、40~60分のリハビリを行います。リハビリを受けるためには介護認定が必要となります。また、訪問リハビリ開始の際には当院への受診が必要となります。
 
訪問リハビリの内容
ストレッチ・筋力訓練などを行い疼痛緩和や筋力向上を図ります
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階段練習、歩行練習、必要に応じて屋外でも練習していきます
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立位訓練、バランス訓練、日常生活動作練習(お風呂等身辺動作、家事動作練習)などを行い、生活動作の獲得を目指します
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生活指導やご家族様への介助指導なども実施します。
              
 
訪問リハビリは男女スタッフ合わせて8人が在籍しており、病院や通所リハビリで経験を積んだスタッフがお伺いします。ご興味がある方は0123-29-5035(担当;三上)までご連絡いただけると幸いです。
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では早速ですが、「動かないと認知症になる?」をテーマにしていきたいと思います。
 
以前から、不活動により体重増加が進行すると肥満や高血圧、糖尿病になりやすく、更に認知症発症リスクを高めてしまうと言われています。 Barnes¹)による研究からも、アルツハイマー型認知症の危険因子を調査したところ、不活動がアルツハイマー病発症リスクの第1位とされています(表1)。
 
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こういった事から、近年認知症高齢者に対する運動の大切さが注目されています
研究からみる認知症に対する運動療法の効果に関する文献をいくつかまとめましたので、ご紹介します。
 
 
①認知症予防について(Larson等、2006年)
 地域高齢者に対して少なくとも15分以上の運動(散歩や筋力トレーニング柔軟体操など)を週に何回実施しているか調査して平均6年間の認知症発症との関連を調べた。結果週3回以上運動をする人は週3回未満の人と比較し認知症発症リスクが38%低下した。
②認知症高齢者に対する運動療法の効果について(Hauer等、2012年)
 認知症高齢者に対して、週2回レジスタンストレーニング(筋肉に抵抗負荷をかけて行う運動の総称)に加えて歩行・起立等生活動作練習を3ヶ月実施したところ、記憶力・注意機能の維持、筋力及び生活動作に改善が見られた。
 
上記の研究結果以外にも週2回程度の運動でも認知症予防や生活動作の改善がみられたという報告があります。
 
北星病院でも認知症高齢者に対する運動療法を実施していますので訪問リハビリや通所リハビリで実践してみてはいかがでしょうか。ご希望の方がいましたら、お気軽にご相談ください。
 
以上訪問リハビリ鈴木でした。

参考文献
1)Barnes DE ,Yaffe k : The project effect of risk factor reduction on Alzheimer disease prevalence .Lancet Neurol10 819-828 2011
2 )Larson EB,Wang L,Bowen JD ,et al: Excise is associated with reduced risk for incident  person 65 years of age and older . Ann intem Med 144 : 73-81 2006
3)Hauer K SchwenkM Zieschang T et.al: Physical training improves motaor performance.J am Geriatr Soc 60 .8-15,2012