通所リハビリブログ 第88号 目標の見える化

(2022年3月31日 13:44)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
今回は、利用者様が通所リハビリに来られた際に使用している「リハビリメニュー表」について紹介します!
 
今年から、通所リハビリの「目標の見える化」を図る為、リハビリメニュー表を新たに作り直すことが決まりました。
 
リハビリスタッフで業務後に話し合い、どんなメニュー表がより見やすくて、利用者様のリハビリ意欲の向上を目指していけるか試行錯誤し、作成しました。
写真1.JPG

完成した新しいメニュー表がこちらです!!!

写真2.png
新しくなったメニュー表は「私の目標」を書く欄が新たに追加され、ご利用者様に「手書き」で記入して頂く形となっており、非常に見やすい構成となりました!
 
完成したメニュー表は、リハビリスタッフから利用者様それぞれに配布され、「私の目標」の欄にしっかり個人のご利用時の「目標」を記載して頂きました。
写真3_LI.jpg 写真4_LI.jpg 写真5_LI.jpg

少し悩みながら記載される利用者様が多い印象でした。
目標は、「ご利用時に毎回5周以上歩く」や、「毎回音楽療法に参加する」など具体的に記載して頂いています。
 
「目標」が「見える化」すると、個人のやるべきことも明確になり、リハビリやご利用に対する意欲の向上にも繋がります。
利用者様それぞれの目標が達成できるように、通所リハビリスタッフ一同もサポートしていきます!
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!

「回復期 10か条‼︎」

(2022年3月29日 16:44)()

こんにちは。作業療法士の小川です!
 
今年度もまもなくおわりですね!
リハビリ科では着々と新年度の準備が
始まっています!
新入社員の姿もちらほら…早く一緒に働きたいです!
 
今日は「回復期10か条委員会」なるもののご紹介〜!
小川7.JPG
これは回復期病棟全体で
入院患者さんの【生活自立度&生活の質】をUP
するために取り組んでいる委員会なのです♪
 
令和2年に当院で作られた
10か条をもとにして
 
委員会は全部で5つ!
・食事、整容委員
・排泄委員
・入浴、更衣委員
・ピンクテープ(リスク管理)委員
・シーティング委員
 
各委員はリハスタッフと介護士で構成されていて、自立度調査や患者さんの希望する目標の達成度などを調査しています!
 
可能な限り出来る事は自分で‼︎
入院生活を安心・安全に‼︎
 
入院患者さんの笑顔と成長が
私たちの元気の源です♪
小川6.JPG
笑顔が可愛らしいツーショットを見つけたので
パチリ。今日もリハビリ頑張りましょうね♪
北星病院 4階療養病棟 【入浴動作練習のご紹介】

(2022年3月29日 16:27)()

こんにちは!4階リハビリチームです!
 
今回は、4階療養病棟にて取り組んでいる「入浴」に対するリハビリをご紹介しようと思います(^_^)
米田1.JPG
当院では、一般病棟や回復期病棟にて、生活動作の1つである「入浴」の評価や動作練習を、病棟とリハビリスタッフにて積極的に介入しています。
 
療養病棟でも、継続して生活動作の練習ができるよう、リハビリスタッフがお風呂の全工程を一緒に介入する「リハビリ浴」という取り組みを、必要な患者様に対して実施しています。
 
病棟スタッフによる「介助浴」とは、別の時間に設けているため、じっくりと時間をかけて、お風呂に関わる動作練習を行うことができます(^_^)
 
これまでに、
 
・入浴の環境設定や介助方法を整え、介助量軽減させて、病棟での「介助浴」に繋げた患者様
 
・ご自宅への退院前に動作確認を行い、安心して帰られた患者様
 
・お一人で洗体、洗髪、着替えが出来ることを目標に練習し、見事目標達成した患者様
 
・寝たまま入る「特殊浴」だった状況から、お一人で好きな時間に入浴できる「フリー浴」まで移行する事ができた患者様
などがいらっしゃいました!
 
「お風呂に入る」という生活動作には、着替えや、移動動作、頭や背中を洗う上肢動作、浴槽の出入りなどの立位動作など、たくさんの体の動きが必要となります。その分、患者様ご本人も不安感や心配、疲労を感じるという方も多い様です。
 
そこで、我々療養病棟リハビリチームは、患者様としっかりと時間をかけてお風呂の練習を重ねていき、少しでも患者様の不安感を減らし、介助量の軽減や、自立を目指す関わりを行っております。
 
お風呂に入るって、気持ちいいですよね\(^-^)/
患者様の「あー気持ち良かった!」というサッパリした笑顔を見ると、リハビリスタッフも嬉しくなりますね♪
 
療養病棟の「リハビリ浴」のご紹介でした!
作業療法士 米田
通所リハビリブログ 第87号 掲示物作成

(2022年3月29日 16:14)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
少しずつ気温も上がり、雪解けが進み、
春の陽気が感じられるようになりましたね(^^♪
 
通所リハビリセンターでは
『指先の細かい動きのリハビリ』
『自分の役割の獲得』
『達成感を得るため』といった目的で
季節に合わせた、様々な制作物を企画しています。
 
3月は、大きな花束をみんなで作成してみました。
作成①.png 作成②.png

花を一つ一つはさみで切る作業をお手伝いしていただきました。
皆様お近くの席の方と楽しげに話されながら、
ご自身のペースで作っていただいています。
 
花束.JPG
お花が出来たら、歩く練習の間や、空いた時間を使って
ブーケの部分にお花を貼っていってもらいました。

花束完成.JPG

完成したものがこちらです!
「カラフルで素敵ね~」と皆さんから大好評でした!
一つの作品を皆で作り上げると
自然と交流も生まれますし、達成感も得ることができます。
こうした取り組みもリハビリの一環になりますよ!
 
通所リハビリセンターでは感染対策を行いながら
現在も体験利用や新規利用を受け付けしています!
ご興味がある方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください!
 
(TEL:0123‐29‐5035 相談員 濱田)
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!


バランステスト!〜怪我との関係〜

(2022年3月29日 09:27)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


今回のテーマは『バランステストと怪我との関係』です。


バランスのテストでスターエクスカーションバランステストというものがあります。

片足になり8方向へどれだけ反対の足先が届くか?というのものです。
長山⓻.png

右と左の足ともに行い左右差があると怪我のリスクが上がると言われています。


ちなみに前回記事でも紹介した慢性足関節不安定症(CAI)の人はこのテストをすると

普通の人と比較した時に到達距離が短くなると報告されています。

(P A Gribble 2006)


捻挫は繰り返し起こりやすいと言いますが足の機能が回復していない状態では

足首だけでなく下肢全体のどこかに障害が起こりやすくなるということになりますね。


何度も捻挫しているような人は是非、ご相談ください!



引用文献

①P A Gribble Chronic ankle instability and fatigue create proximal
joint alterations during performance of the Star Excursion Balance
Test Int J Sports Med . 2007 Mar;28(3):236-42. doi:
10.1055/s-2006-924289.
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.34.

(2022年3月29日 09:25)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


本日の朝練のテーマは

腰部の『モーターコントロール』です。


運動をする為に必要な骨格系、筋系、神経系の機構を調整する能力のことと

言われています。(相羽 2007)


ざっくりいうと、身体の一部に負担が集中しないように

各々の関節がしっかり動くということです。


ですが慢性的に腰痛のあるような方は

痛くて体が硬ってしまったりした結果

負担が一部の関節に集中してしまったりしています。


そんな時にマッサージだけで痛いところを解すだけでは

中々、改善にいたりません。

そんな時に、痛みの出ないように身体を安定させて動かす為に

『モーターコントロール』の練習をします。


一般的なイメージでは体幹トレーニングがあると思います。


朝練では骨盤を真っ直ぐの位置に保って手や足を動かす練習を行いました。

患者様へ指導する前に自分自身はできている事が重要です。


次回も頑張ります!
長山⑥.jpg

引用文献

①相羽 腰痛に対する運動療法 spinal surgery 2007
リハビリ外来班症例検討会!

(2022年3月29日 09:19)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


本日は朝から症例検討会を行いました。


症例検討会とは担当の患者様に関して

患者様のこうなりたいという所と

理学療法士、作業療法士から見て、この部分が必要だなと

いう所をどれだけ達成できそうか、どんな方法でリハビリを

行なっているかそれが妥当かを検討する会です。


要するに仕事のチェックですね。


今回は足部の靭帯損傷に関して発表してくれました。


足部疾患では運動中の捻挫などで当院に来られる事が多いです。

最初に腫れて柔軟性が低下したり、筋力が低下する事で

怪我をした部分が治った状態でも、足の機能が低下している事で

慢性足関節不安定症(CAI)と呼ばれるような状態になる事があります。


何度も捻挫をしてしまうような人は機能的に足部が回復しきっていない可能性が

あります。


今回の検討会ではしっかりと筋力発揮ができているかのテストや

足の固さを助長する筋肉の確認、高いパフォーマンスを達成する為には

何が必要か?などを確認しました。
長山⑤.jpg

参考文献

①小林匠 慢性足関節不安定症(CAI)研究の 現状と課題
 
訪問リハビリブログ④ 『糖尿病ってなに?』

(2022年3月23日 09:00)(訪問リハビリブログ)

こんにちは! 北星病院 訪問リハビリの笠井です!
訪問リハビリブログでは、定期的に皆様にとって役立つ情報を発信していきたいと考えています。
 
それでは早速、今回のテーマはこちらです。
 
「糖尿病ってなに?」
普段からよく耳にする病名ですね。
よく耳にはしますが原因や症状などはご存知でしょうか?
今回は原因や日常生活の中でみられる症状を少しご紹介致します。
 
糖尿病とはインスリンが十分に働かないために血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担ってます。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気につながります。
 
糖尿病は1型糖尿病・2型糖尿病があります。1型糖尿病は膵臓の機能低下により十分なインスリンを作る事が出来ない状態、2型糖尿病はインスリンは十分に作られているが運動不足や肥満によりインスリンの効力が低下している状態です。日本人の9割以上は2型糖尿病と言われております。
画像①.png 画像②.png 画像③.png

糖尿病の症状でみられるものは「喉が渇く、水をよく飲む」、「尿の回数が増える」、「体重が減る」、「疲れやすくなる」などです。身近にこのような症状がみられている方はいませんか?
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血糖値がどんどん高くなると、意識障害に至ることも・・・怖いですね。
症状がなく糖尿病になっていることに気づいていない方も多く、かなり血糖値が高くなければ症状が現れにくいといく特徴があります。気付かないうちに血管がボロボロに・・・。
 
健康な方も糖尿病や予備軍の方も必見!
リハビリにて運動療法を行うことで血糖コントロールを改善し、心血管疾患のリスクファクターである肥満内臓脂肪の蓄積インスリン抵抗性脂質異常症高血圧症慢性炎症を改善し、QOLうつ状態改善、認知機能障害の改善効果が報告されております。
リハビリは身体機能だけでなく、血圧などについてもしっかりと管理しながら運動を行いますので、お気軽にご相談頂ければ幸いです。
 
北星病院 訪問リハビリテーション 相談窓口 0123-29-5035(担当:三上)


北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.33.

(2022年3月17日 17:21)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


今週の朝練のテーマは仙腸関節痛です。

仙腸関節は腰の下にある骨盤の関節です。


腰が痛いと来院される方の中にも

部位をよく確認すると、この場所だったりします。


特徴としては指一本で痛みを表現できたり

椅子に座っているときや立つ瞬間などに痛みを感じる事が多いです


炎症などで関節が痛みを感じていたり関節に付着している靭帯などが伸長されて

痛みを感じる事があります。


本日は基本的な触診や骨盤のテスト(骨盤を圧迫したり脚を動かして骨盤に痛みが走るか?)

などの練習を行いました!


次回も頑張ります!
長山②.jpg長山④.jpg

参考文献

①Daisuke Kurosawa  A Diagnostic Scoring System for Sacroiliac Joint
Pain Originating from the Posterior Ligament  Pain Medicine 2017; 18:
228–238
スクワットの時どこをみる?

(2022年3月17日 17:12)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


みなさん運動していますか?

患者様の中にも脚の筋肉をつけるためにスクワットを

している人も多いです。


今回はスクワットの姿勢に関しての文献を紹介しようと思います。


スクワット時によく起こる姿勢の間違いとして

膝をたくさん曲げすぎて股関節の曲がりが不足している事があります。


スクワットは膝の筋肉を主に鍛える事ができる運動ですが

全身運動の面があることや日頃の生活での

動作に反映させるためには膝と一緒に股関節も曲がっていく(お腹を引き込んで)

必要があります。


その際に誤った動作(この場合股関節の曲がりの不足)を修正する際に

スクワット時の目線の向きがあります。


目線を下方へ向けた際には正面や、上を見ながらスクワットを行った際と比較すると

股関節の曲がりが増えたと報告されています。(David 2006)

長山①.png


大事なことは鏡を見ながら自分の姿勢はどうかを見ながら行う事が重要ですが

姿勢を矯正する際に目線を気にしてみるのを試してみるのはいかがでしょうか?



引用文献

David V Donnelly The effect of the direction of gaze on the kinematics
of the squat exercise J Strength Cond Res. 2006 Feb;20(1):145-50. doi:
10.1519/R-16434.1.
 
橈骨遠位端骨折について

(2022年3月17日 17:10)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


みなさんは橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)というものを聞いたことはあるでしょうか?

高齢者の4大骨折の一つで女性に多いとされています。


場所は一般的な手首でイメージされる部分です。

転んだ際に手をついた時などに怪我をする事が多いです。

(立った状態から転んで骨折が全体の約半分以上を占めます)


場合によって手術することやギプス固定で骨が癒合するまで待つ場合もあります。

骨の状態にもよりますがギプス固定は4~6週間くらいとなっています。

リハビリの流れに関しては以下のようになります。(あくまで一例です)

ギプス固定中のリハビリとしては

骨折部以外の部分が硬くなってしまうことを予防するために

手指のストレッチや生活指導などを行なっていきます。

実際に早期に手指のストレッチなどを行なっていくことで

拘縮を予防できることも報告されています。


ギプス固定が外れた後は医師の指示を仰ぎながら

徐々に動かしたり運動したりしながら元の機能に近づけるように

していきます。


これからの季節、雪解けが始まり滑って転倒し骨折される方が増えていますので

気をつけていただければと思います。


参考文献

①理学療法ガイドライン第2班 医学書院

②Li-Chieh Kuo Is progressive early digit mobilization intervention
beneficial for patients with external fixation of distal radius
fracture? A pilot randomized controlled trial Clin Rehabil. 2013
Nov;27(11):983-93.
訪問リハビリブログ➂ 『血中酸素飽和度ってなんだ!?』

(2022年3月16日 12:00)(訪問リハビリブログ)

皆さんこんにちは。
北星病院 訪問リハビリの三上です!
訪問リハビリブログでは、定期的に皆様にとって役立つ情報を発信していきたいと考えています。
 
今回のテーマは「血中酸素飽和度とは何か」です。
最近、ご自宅でパルスオキシメーターを購入されている方が増えており、体温・血圧測定に並び日常的な体調管理ツールとして使用される様になってきています。コロナ禍においてテレビ等で血中酸素飽和度という言葉をよく耳にするようになっていますが、何の事かと思われる方も多いのではないでしょうか。パルスオキシメーターでは血液中のヘモグロビンのうち酸素と結びついているヘモグロビンの割合を%で確認する事が出来ます。これを血中酸素飽和度(SpO₂)と言います。
写真①.png
では、一体どのくらいが正常なのか
訪問リハビリに伺った際には血圧測定とともにSpO₂も測定しています。測定の際に普通はどのくらいなのかと聞かれる事があります。健常者では96~99%の範囲にあります。一般的に90%を切れば呼吸不全と言われますが、90%まで下がっていなくとも普段のSpO₂値から3~4%の下降があれば何らかの疾患を引き起こしている可能性があります。酸素飽和度が低下する原因として呼吸器疾患や心疾患等があり、具体的には肺炎・気管支炎・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺水腫、心不全等があります。
写真②.png
COPD患者様のリハビリの効果について
COPDにおいては在宅中心の低強度呼吸リハビリ・プログラムの実施により、
呼吸困難の軽減、運動耐容能の改善、身体活動性の向上、健康関連QOL・ADLの改善
が得られると有用性が高く評価されています。また、患者様が在宅で継続して実施出来る事を考慮し簡便さやリスクの低さなどから、歩行を中心として簡単な運動療法と筋力トレーニングを行うことが良いとされています。訪問リハビリでの呼吸器疾患、心疾患の利用者様のリハビリでは身体状況や、酸素飽和度等を確認しながら体調の管理をしっかり行いリハビリを行っています。
 
疾患・身体状況に合わせた訪問リハビリ利用も可能です。
当訪問リハビリでは様々な疾患の方々がご利用されています。在宅酸素を使用している方や、疾患による呼吸困難感のある方へ運動指導や生活指導も行っています。これからの時期、外出機会が低下し活動量が低下する方も増えてくるため、訪問リハビリのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。相談お待ちしております。

通所リハビリブログ 第86号 ひな祭りイベント

(2022年3月10日 15:40)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
今回は、3月の初めに行ったひな祭りイベントの様子をご紹介します!
 
皆様のご自宅では、ひな人形は飾りましたか?
通所リハビリではお内裏様とお雛様、そして三人官女を飾り、
その前で記念撮影をしました!(撮影時のみマスクを外しています)
記念撮影①.png 記念撮影②.JPG

皆様の笑顔がとても素敵でした(^^♪

ゲーム①.png ゲーム②.png

ひな祭りのゲーム「並べて!ひな人形!」の様子です♪
ひな人形のイラストカードを正しい順番に並び替えるゲームでした。
やってみると意外と正しい並び順は覚えていないものですね、、、
グループで話し合い、協力しながら答えを導き出していました(^^)
プレゼント.JPG
プレゼントにひなあられとお守りをお渡ししました!
昔のひなまつりには厄除けの意味もあったそうで、職員一同皆様の幸せを祈って
お守りを作りました!
皆様に幸せが舞い込んできますように♡
 
通所リハビリでは皆様に楽しんでリハビリ頂けるよう、4月からも
様々な季節の行事を計画中です!
お楽しみに♪
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!
必見!シーティングチーム

(2022年3月10日 15:15)()

こんにちは!作業療法士 小川です。
今日は当院で活躍中の「シーティングチーム」についてのご紹介です!
 
こちらも以前院内広報誌で
取り上げさせて頂いたチームです!
 
このチームは
作業療法士・シーティングコンサルタント資格
保有の兼田彩佳さんを筆頭に
患者さん、利用者さんの
生活の質を高めてくれる姿勢を
日々吟味、提案してくれています!
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ベッド上の安楽姿勢の提案、
食事時の良姿勢提案、
最適な車椅子・座面クッションの選定、
負担の少ない介助方法の提案など
活躍場面は多岐に渡ります!
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姿勢がより安楽なものになると
活動時間が拡大しその方の最大限の力を引き出すことが出来ます!
そして、リハビリの効果もより発揮出来るようになるのです…!
 
「姿勢が楽になり人の手を借りずに
ご飯を食べられるようになった」
 
「沢山食べられるようになり、運動を増やせるようになった」
 
「車椅子を漕いでも疲れにくくなり長く移動出来るようになった」
 
「寝たきりだった方が楽な姿勢で車椅子に乗れるようになり、趣味の活動を少しずつ再開できるようになった」
 
などなど、このチームの活動による
恩恵は本当にたくさんあります!
 
勉強会も定期開催しながら
シーティングの知識を広め中〜♪
小川3.jpg 小川4.jpg

病気を患ってからもその方の「当たり前」の生活を続けられるように
姿勢の観点からアドバイスを行います!
 
車椅子作成時のアドバイスなんかも出来ちゃう優秀な皆さん…!
姿勢調整などお困りのことがあれば是非シーティングチームにご相談を〜!
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北星病院 4階療養病棟 アクティビティレク 【ひなまつり】

(2022年3月 4日 17:32)()

こんにちは!4階リハビリチームです。

明かりをつけましょぼんぼりに~♪

3月3日は「ひなまつり」ですね!
4階の患者様と、可愛い「毛糸のひなまつりケーキ」を作ってみましたので、ご紹介します(^_^)
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こちら、作り方は簡単です!

①カップケーキ用などのカップに、少量の綿を入れます
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②片手に好きな色の毛糸をクルクル巻き
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③カップに盛り付けていきます
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④最後にお好きな飾りをつけて
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⑤出来上がり♪
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大人の方が、ちょこっと飾ってても可愛いですし、ラッピングなどの飾りを足すと、さらに可愛くなるかもです!

子供さんとケーキ屋さんごっこなども楽しめますね♪

患者様も「可愛い~」や「あー食べたい!」なんてお喋りしながら、楽しんで作って下さいました(^^)

連日の大雪で、皆様、大変な思いをされていると思います。
早く穏やかな春が来てほしいですね(^-^)/

以上、作業療法士 米田でした。
北海道千歳市 リハビリ病院 ひな祭りの作品を作りました

(2022年3月 4日 17:00)()

こんにちわ!
回復期リハビリテーション病棟です♬
 
3月3日の「ひな祭り」にちなみ、回復期病棟では春の節句らしい掲示物を作成しました!!これから春分にかけて、春の訪れを匂わせてみました!
 
感染対策のため、個別で桜のちぎり絵を作成して頂き、一つの作品となるように段ボールで作った木に貼り付けてみました。構成から飾り付けまで患者様主体で実施して下さりました。
とっても素敵な作品に仕上がり、三階フロアが明るくなりました。
曽我部3.JPG
参加者の中には手が不自由な方もいらっしゃいましたが、「これなら出来る」と自然と両手を使って作業に取り組んでいました。リハビリとして、手を使う作業は脳の血流量が増加し、認知症予防に良いと言われています。また、精神的にも単純作業を行う事でストレスが解消されるとも言われています。
 
 
これからも、回復期病棟では感染対策に考慮し、患者様と楽しみながらリハビリを継続していけるように日々精進して参ります。
以上、作業療法士 曽我部でした。                                                                 
   
曽我部1.JPG 曽我部2.JPG

 
通所リハビリブログ 第85号 音楽療法の様子

(2022年3月 4日 17:00)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院音楽療法士の青木梨央です。
今回は通所リハビリで行っている音楽療法の様子をお伝えします!
 
演奏①.png先月の音楽療法ではピアノ演奏をしました♬
ピアノは身近にあるようで、意外と弾いたことのある方は少なく、演奏するのは難しいというイメージの方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は少し変わった方法でピアノ演奏してみました!
 
楽譜①.JPG 数字①.JPG

楽譜はなく、鍵盤に数字が書いてあります。
①から⑯までの数字を小さい数から順番に押していくと「日の丸の旗」という曲になります!
数字を予測しながら、狙った数字の鍵盤を押すことは認知機能の訓練にもなり、
演奏できたことによる達成感や満足感に繋げることを目的にした活動になります!
 
演奏②.JPG 演奏③.png

皆さん、緊張されている様子も見られましたが、声を掛け合いながら演奏し、
「初めて弾いた!」「楽しかった!」という声を多くいただきました(^^)/
また、2人1組で演奏を行ったため、普段なかなか話すことがない方との
コミュニケーションをとることができ、とても楽しまれている様子でした!
 
通所リハビリでは感染対策を行いながら、毎日音楽療法を実施しています。
今回はピアノ演奏でしたが、目的に合わせて様々な活動に取り組んでいますので、
ご興味のある方は、北星病院音楽療法士の青木までお声掛け下さい(^^)♪
 
以上、北星病院音楽療法士、青木でした!

柔軟性と筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)

(2022年3月 4日 09:00)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
 
本日のテーマは柔軟性と筋力トレーニングとの関係です。
結論から申し上げますと筋力トレーニングによって
身体の柔軟性は向上します。
それも、強度が高い方が向上すると言われています。
 
Ioannis G Fatourosの報告した研究では…
 
運動経験のない高齢者を集めて
・何もしない群
・低強度(最大筋力の40%)
・中強度(最大筋力の60%)
・高強度(最大筋力の80%)
で週に3回、全身の筋力トレーニング(ベンチプレスやレッグプレスなど)を行いました。
その後に柔軟性がどうなったのか?ですが
高強度の運動では前屈や股関節伸展脚(を後ろにそらす可動域)が+20%となっていました。
低強度では有意な改善は見られていませんでした。
 
なんとなくのイメージでは筋トレをすると身体が硬くなるといった
イメージが先行しますがしっかりと筋力トレーニングを行うと
筋力が向上することはもちろんのこと、身体も柔らかくなっていきます。
 
この研究で重要なことは高齢者を対象にしたことだと思います。
高齢者でもしっかりと負荷を設定して行えば身体の機能が改善することが望めます。
是非、お試しください!(安全の為、高負荷は専門家の元で行うことをオススメします。)
 
引用文献
①Ioannis G Fatouros Resistance training and detraining effects on flexibility performance in the elderly are intensity-dependent J Strength Cond Res. 2006 Aug;20(3):634-42.

北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.32.

(2022年3月 2日 17:22)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院来来リハビリ班です。

本日は朝練です。

テーマは『肩関節』です。
今回はバンザイ (肩屈曲最終域)の最後で肩に痛みが
走る場合を考え、みんなでディスカッションを行いました。

バンザイの最後のところでの痛みは
関節内インピンジメントの可能性があります。
(近年では拳上や 屈曲内旋でも生じるとされており
最終可動域まで運動を行えば生理的に接近する組織同士が接触すると考えられる。 村木 2013)
20220228外来4.png
原因の一つとして肩の後ろの部分の固さがあります。(Mihata T 2013)
肩の後ろの固さのチェックの一つとして肩水平屈曲テストがあります。 
20220228外来3.png
1週間ストレッチ をしてみて痛みが減るのかチャレンジです!
(ストレッチの仕方は上の肩水平屈曲テストの形で反対の腕で硬い方を引っ張ってみてください)


引用文献
①村木 バイオメカニクスに基づいた肩関節障害の評価と治療 理学療法の歩み 25 巻 1 号 2014 年1月
②Mihata T, Gates J, et al.: Effect of posterior shoulder tightness on internal impingement in a cadaveric model of throwing. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2013
③原田 中学野球選手における肩関節内インピンジメントについての検討 肩関節 2018

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