スクワットの時どこをみる?
(2022年3月17日 17:12)
こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


みなさん運動していますか?

患者様の中にも脚の筋肉をつけるためにスクワットを

している人も多いです。


今回はスクワットの姿勢に関しての文献を紹介しようと思います。


スクワット時によく起こる姿勢の間違いとして

膝をたくさん曲げすぎて股関節の曲がりが不足している事があります。


スクワットは膝の筋肉を主に鍛える事ができる運動ですが

全身運動の面があることや日頃の生活での

動作に反映させるためには膝と一緒に股関節も曲がっていく(お腹を引き込んで)

必要があります。


その際に誤った動作(この場合股関節の曲がりの不足)を修正する際に

スクワット時の目線の向きがあります。


目線を下方へ向けた際には正面や、上を見ながらスクワットを行った際と比較すると

股関節の曲がりが増えたと報告されています。(David 2006)

長山①.png


大事なことは鏡を見ながら自分の姿勢はどうかを見ながら行う事が重要ですが

姿勢を矯正する際に目線を気にしてみるのを試してみるのはいかがでしょうか?



引用文献

David V Donnelly The effect of the direction of gaze on the kinematics
of the squat exercise J Strength Cond Res. 2006 Feb;20(1):145-50. doi:
10.1519/R-16434.1.