北海道千歳市リハビリ病院 痛みを予防しよう!シリーズ ~膝編~⑦
(2021年2月 2日 16:48)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
本日も膝シリーズです。

前回記事はこちらから↓
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/08/post-238.html ①
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/08/post-240.html ②
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/01/post-299.html ③
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/01/post-300.html ④
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/01/post-301.html ⑤
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/01/post-302.html ⑥

今回は膝への負担が普段の姿勢から起こっているかもしれない?
という内容です。

膝が痛い人は背中が曲がっていて更に膝も曲がったまま
歩いたり普段の生活を送っているというのをよく見ます。
そういう状態をKnee-Spine syndorome(ニー スパインシンドローム)
と言います。
(Knee:膝 Spine:脊柱・背骨)

端的に表現すると
背中が丸まれば丸まるほど
立っている状態や歩いている状態で
膝が伸びなくなります。
そのことが原因で膝の負担が
増加し痛みにつながる可能性があるということです。
また、反対に膝が伸びにくいことで
背中の丸まりが強くなり腰痛などにも
繋がることがあります。

膝への負担をかけないようにするために
ご自分の背中が丸まってないでしっかり
伸ばせるのかチェックすることと
ストレッチを行っていきましょう!

まずは背中がしっかり伸ばせるかチェックします。
最初に鏡を見ながら姿勢を観察します。
ポイントは楽に立った状態で観察することで
実際に生活の中で使っている状態を見ます。
赤丸のところがポイントになります。
肩が前に丸まってたり腰が曲がっていたり
膝が曲がってたりする方は要注意です。
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次に背中のストレッチです。
(※腰などに痛みがある方や何か診断名がついている方はまずかかりつけの医師に相談してから実施ください。)
20210202外来2.jpeg
20210202外来1.jpeg


引用文献
①Taichi  Knee – spine syndrome: correlation between sacral inclination and patellofemoral joint pain
Journal of Orthopaedic Science Volume 7, Issue 5, September 2002.
②Murata ASSOCIATION BETWEEN LUMBAR LORDOSIS AND EXTENSION OF THE KNEE 2003