北星病院 4階療養病棟 【北海道作業療法士会「作業療法の実践と科学」で最優秀論文賞受賞】
(2022年8月20日 08:29)
こんにちは☆4階リハビリチームの阿部沙織です。
 
この度、日本医療大学の作業療法士 清本憲太助教授と、阿部沙織 他 が共同で作成した論文が、北海道作業療法士会 作業療法の実践と科学(旧 北海道作業療法協会誌)で、「最優秀論文賞」を受賞しました!
 
テーマは「痛みの破局的思考の重症度が痛みの強度や感情、生活障害に与える影響-地域在住高齢者による検討-」です。
(医療従事に関わっている方は是非一度、論文を読んでみてください^_^)
 
「破局的思考」とは、痛みがもっとひどくなる、この痛みのせいで⼈⽣おしまいだ、痛みはどうにもできないなど、痛みのことばかり考えとらわれてしまう極端な考えのことで す。 破局的認知にとらわれる結果、痛みや不快感がさらに強くなるほか、⽇常⽣活の活動が制限されやすくなります。
 
私たちがこの研究で学んだのは、
 
極端な思考で日常生活動作に支障がでている人に、その人にあった考え方やリハビリ方法を提供することができること。
そしてその人らしく、その人らしい生活を送ることができるのではないか、ということです。
 
少しでも患者さんの「痛み」に寄り添い、リハビリで症状改善したり、生活がしやすくなるようなお手伝いができたらと思います。
 
今後も患者さんに「リハビリをやって良かった!」と言われ続ける作業療法士でありたいと思う今日この頃です。
 
以上、作業療法士 阿部でした☆


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