北海道千歳市リハビリ病院 痛みについて理解して考えましょう!⑤
(2020年11月11日 13:59)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

前回記事はこちら↓です。
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/11/post-273.html

今回は神経障害性疼痛です。

神経障害性疼痛とは
神経、脊髄または脳の損傷や機能障害によって起こる痛みとされています。

実際に整形外科でリハビリ処方となる方は腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア
と呼ばれるものが有名なところです。

上の2つの病気では腰から足にかけて症状が出ることが多いです。

腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアでの症状としては
異常な感覚(例として燃えるような、またはチクチクしたもの)や
下肢の痛みなどがあります。

治療の流れとしては医師が診断時に色々な検査(画像診断や理学検査等)を行い、
具体的に何処の
神経が問題で症状があるのかを確認します。

その後リハビリ室にて私達が更に体の硬さや
筋力の低下が無いか、どのような動作で痛みが出るのかを
確認しストレッチや運動指導等を行なっていきます。

また腰だけではなく股関節や背骨など
腰を上下に挟んでいる関節の拘縮(固くなっていること)が
症状に関係していることがあるため全身をくまなく
チェックし運動療法やストレッチを提案させていただいています。

お困りの方は是非ご相談ください!

参考文献
①林典雄  馬尾性間欠跛行に対する運動療法の効果  日本腰痛会誌,13(1): 165 - 170, 2007