ダイエット・減量するならタンパク質を食べよう!
(2021年2月25日 09:21)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
本日のテーマは
ダイエット・減量するならタンパク質を食べよう!です。
なぜタンパク質をとった方が良いのか?ですが
キーワードは
『食事誘発性熱産生』と『食欲』です。

1つずつ説明していきます。
まず、食事誘発性熱産生 (しょくじゆうはつせいねつさんせい)です。
食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。
このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。この代謝の増加を食事誘発性熱産生といいます。
タンパク質のみを摂取したときはエネルギーの約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%
が消費されます。(厚生労働省 e-ヘルスネット)
この数字を見るだけでも他の物よりもタンパク質を摂取した際のエネルギー消費が
多い事がわかります。

次に食欲です。
タンパク質の摂取で食欲の抑制、満腹感の増加などが
報告されています。(Ali Kohanmoo 2020)
更にタンパク質の中でも
卵が注目されてきて
朝食に卵(タンパク質)をのせたパンを食べた人と牛乳入りのコーンフレークを食べた人を比較すると
卵をのせたパンを食べた人たちは食後の空腹感が減少し昼食の摂取カロリーが少なかったという結果になっています。
(Jennifer B Keogh 2020)

色々とタンパク質の研究が進んでカロリー消費や食欲とは深い関係に
ある様です。また同時に運動する事で効率よくダイエット・減量することに
なるのではないでしょうか?

まずは朝食は卵とパンにしてみることから試してみてはいかがでしょうか?

引用文献
①Ali Kohanmoo Effect of short- and long-term protein consumption on appetite and appetite-regulating gastrointestinal hormones, a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials 2020
②Jennifer B Keogh Energy Intake and Satiety Responses of Eggs for Breakfast in Overweight and Obese Adults-A Crossover Study. Int J Environ Res Public Health. 2020