通所リハビリブログ 第73号 療養病棟での音楽療法
(2021年10月27日 14:45)
みなさんこんにちは!
北星病院音楽療法士の青木梨央です。
 
先日、北星病院4階の入院患者様に対し、音楽療法を実施させていただきました。
今回の音楽療法のテーマが「音楽で季節を感じながら、身体を動かす」ということで、
感染対策を行いながらも、様々な活動を行いましたのでその様子をお伝えします。
 
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まずはご挨拶ということで、「世界の国からこんにちは」を少し変えて、
「こんにちは、こんにちは、○○さん」と名前を呼びながら、タンバリンを鳴らして頂きました。
名前を呼ぶことは安心感にも繋がり、はじめは表情の硬かった方も少しずつ緊張が和らいだ様子でした。
 
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この後の楽器演奏と体操に向けて「赤とんぼ」に合わせて指の運動をしました。
親指から指をおったり、グーチョキパーで指を動かしました!
 
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皆さんにご好評だったのが「里の秋」のトーンチャイム演奏でした(^^♪
音色がとても心地よく、珍しい楽器ということもあり、とても反応が良かったです。
楽器を持ってみると重さもあり、演奏するだけで腕の良い運動になります!
 
20211027通所写真⑤.JPG【写真⑤】
歌詞の「囲炉裏」の言葉から、囲炉裏の写真を見て回想を促しました。
ご利用者様との会話では囲炉裏で「水を沸かした」や「魚を焼いたこともある」などのお話もありました!
昔を思い出すきっかけになり、懐かしむ様子もみられました。
 
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こちらの写真はボディータオルを使った体操を「いい湯だな」で行った様子です。
ボディータオルの触り心地を感じたり、実際に体を洗う動作を取り入れることで楽しく身体を動かしました!
 
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最後はクールダウンで「時の流れに身をまかせ」をスタッフが演奏しました。
トーンチャイム、ツリーチャイム、ピアノの癒される音を、体を揺らしながらリラックスした様子で聞いていました。
 
今回は音楽療法という非日常的な体験を通して、楽しみや喜びを感じ、気分転換や意欲に繋げられればと思い、実施させて頂きました。
音楽療法では楽しむだけでなく、あらゆる活動を組み合わせながら目的に合わせて行っています。
今後も音楽療法を様々な場所で、たくさんの方に提供していきたいと思っていますので、
ご興味のある方は、北星病院音楽療法士の青木までお声掛け下さい(^^)♪
 
以上、北星病院音楽療法士、青木でした!