座っている時間と腰の関係
(2022年2月21日 14:05)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

まだまだコロナ渦が継続していて
在宅ワークなどで座り続けている時間が長い人が多いのではないでしょうか?

今回のテーマは座りっぱなしと腰の強張りです。
パソコン作業を持続していると終わった後に
腰に違和感を感じることはないでしょうか?

座位時間の持続によって腰の
筋肉のこわばりの増加(Kett and Sichting、2020)
があると報告されています。
こわばりで済めば良いですが後々にそれが
蓄積することで、腰痛へつながることも考えられます。

予防する為にはどうするか?に対して
一つの参考になる研究があります。

一定時間座っている姿勢を取り続けている間に
・何もしない(座っているのみ)
・座っている間に電気刺激(感覚のみ)
・座っている間に電気刺激(電気刺激で筋収縮を起こさせる)
 で比べた所、電気刺激で筋収縮を起こした群だけ
腰のこわばりが約10%低下したという報告がありました。(Alexander R Kett 2021)
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上記のことから考えると数十分に一度は筋収縮を起こすことが必要ではないかと思います。
具体的には一度椅子から立ち上がる、ストレッチをするなどが重要ではないでしょうか?


ちなみに、制服が新しくなりました!

リハビリは水色になりました。
(RH受付は白)
部署ごとに色が変わりますので
ご来院の際は見てみてください!
20220218外来 (2).jpeg 20220218外来 (3).jpeg

引用文献
①Alexander Robert Kett Sedentary behaviour at work increases muscle stiffness of the back: Why roller massage has potential as an active break intervention. Appl Ergon. 2020 Jan;82:102947. doi: 10.1016/j.apergo.2019.102947. Epub 2019 Sep 9.
②Alexander R Kett Sitting for Too Long, Moving Too Little: Regular Muscle Contractions Can Reduce Muscle Stiffness During Prolonged Periods of Chair-Sitting Front Sports Act Living. 2021 Nov 3;3:760533. doi: 10.3389/fspor.2021.760533. eCollection 2021.