北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.9.
(2021年7月 1日 14:27)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日は朝練です。
テーマは
『痛みの時期』に関してです。
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痛みは出現した時期により
大きく急性期・慢性期に分けられます。

急性期では発症すぐからの期間から4週間(腰痛を例にすると)までになります。
慢性期は様々な基準がありますがこれも腰痛の基準では
発症から3ヶ月以上となっています。

リハビリでは
急性期は身体の中に炎症などが起きている可能性がありますので
一時的に痛みの出る部分の負担を軽減するために痛い動きを回避するように生活や身体の動かし方を指導したりしながら
痛みをコントロールできるように行っていきます。

慢性期では発症からの期間が長いこともあり
身体の状態(筋力や柔軟性)の悪化や心理的な問題(ずっと痛みが続くと落ち込みがちになるなど)
も出てくる可能性があります。
慢性腰痛には個別に設定された運動療法が効果的であるとの報告も
ありますでの、その人それぞれに合わせた運動を指導していきます。

本日の練習としては急性期に対して
どのような動きで痛みが出やすいのかのエラーの確認や
痛みを回避するための患者様の身体の誘導方法等を練習しました。

次回も頑張ります!
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参考文献
①腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版
②Bart W. Koes An updated overview of clinical guidelines for the management of non-specific low back pain in primary care Eur Spine J. 201012月; 19(12):2075–2094