通所リハブログ 115号
(2023年3月 3日 11:51)
みなさんこんにちは!
北星病院音楽療法士の澤谷梨央です。
今回は出張音楽療法ということで、1月下旬に病院に隣接している北星館へ行ってきました!その様子と音楽療法の効果をお伝えします!
 
プログラムは冬の季節をテーマに様々な活動を行いました!
①「世界の国からこんにちは」

写真①.png

この活動は、挨拶の意味も込めて一人一人と関わる活動です。目線や呼吸を合わせ、タンバリンを介してコミュニケーションを図ります。
始めての活動に少し緊張した様子のご利用者様も、タンバリンを鳴らした後には笑顔が見られていました(^^♪
 
②「雪」
次の楽器活動の準備運動として曲に合わせてグーパー運動をしています。
手指をしっかりと動かすことで、血流を促します。
楽器活動も「ただ鳴らすだけ」と思いがちですが、身体機能とも大きく関わりがあります。
例えば、太鼓を鳴らすにはバチをしっかり握る「握力」や鳴らす時の肘の曲げ伸ばし、反動に耐える力など複数の身体の機能を使う活動になります!
しっかりといい音を鳴らすためにも準備運動は重要です♪
「グッと力を入れて握りますよ~」と声掛けをしながら、グーパー運動を皆さんで行いました!
 
写真② (2).png

準備運動が終わったところで、楽器演奏です!
今回は『トーンチャイム』という珍しい楽器を使用しました。珍しい楽器のその音色に顔を下げていた方も楽器に大注目でした!
 
③「いい湯だな」

写真③.png

伸びるボディータオルを使った「お風呂体操」の様子です!
実際に体を洗う動きを体操にし、曲に合わせて運動しました。
ボディータオルを渡すと頭にかけたり、伸ばしてみたりとユーモアあふれる行動も見られました!
みんなで身体を動かすと楽しいですね♪
最後は深呼吸をし、呼吸を整え、活動を終了しました。
 
今回はたくさんのご利用者様にご参加いただき、「楽しかったよ」「ピアノはいいね」など終了後に声をかけて下さる方もいました!
 
感染対策を図りながらにはなりますが、
北星病院の音楽療法は通所リハビリセンターで毎日実施しているほか、院外への出張音楽療法も実施していますので、気軽にご相談ご連絡ください!
(TEL:0123‐29‐5035 澤谷)
 
以上、北星病院音楽療法士、澤谷でした!