当院作業療法士(福祉用具プランナー・シーティングコンサルタント)の兼田です。
最近は雪もちらつくようになり一段と冬を感じる日が増えましたね。
インフルエンザの予防接種は済んだでしょうか。
今回の内容は、日常生活のちょっとした場面で役に立つような福祉用具の紹介の
第4回目です。
ブログを読んで頂いている方、そのご家族様に薬包を開ける際に手間取る場面は
ありませんでしょうか。
服薬時の袋開けが上手くいかずに時間がかかってしまったり、
ハサミの操作が恐くハサミを使わず安全に開けたい等の困りごとを
持っている方はいないでしょうか。
今回紹介するのは、『薬包開けクリップ』です。
これは用具というよりも、薬開けをしやすくする方法の紹介になります。
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高齢の方や手の不自由な方が自分で袋開けをする際に、
自宅にあるものや100円ショップでそろえることができるもので
作成可能なのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
使用するものは、
クリップ(挟む力が弱すぎないもので、先端が写真の様に細めのもの)
吸盤(机に固定する必要がある方)
ボンドなどの接着剤(クリップと吸盤をくっつける用)
薬包をクリップの半分程度下の方で挟んで薬包を
手前に捻ると少しの力で裂くことができます。
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ただ、薬包を固定するクリップの挟む力がある程度必要なので、
薬包を挟む際にクリップをほんの少し開く指の力も必要になります。
机に固定する方法だと、手のひらで押す力が使えるので
指の力が弱くても試すことができます^ ^
使用する方や使用環境に合わせて作り方も変えられて、
コンパクトで軽量なものなので持ち運びにも便利です。
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試してみたいけどよくわからない等の困りごとがありましたら
是非お声掛けください。






