低強度運動での休息時間(セット間の休憩時間の設定に関して)

(2022年2月23日 14:12)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

以前、自重トレーニングでの回数はどのくらい?
に関しての記事を書きました。(結果としては疲労困憊までやる必要がある)
今回は低負荷でのトレーニングでのセット間の休憩時間に関しての内容です。


過去記事はこちら

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2022/01/post-388.html

休憩時間の条件としては最大筋力の30%の負荷量で
休憩時間を20秒、60秒、180秒で比較しています。
結果、20秒・60秒の休憩時間で実施した方が
筋厚の増加が見られたのが早かったと報告されています。(Hirono T 2019 )

また、他の研究でも筋トレ後に張っている状態(俗に言うパンプしている状態)が
長期的にも筋肥大と相関していると言われています。(Hirono 2022)

以上のことからも低負荷や自重でのトレーニングを行う際の
セット間の休憩時間は短めでしっかりと筋肉のハリを感じるまで追い込む必要が
あるのではないかと思います。

ジムに行ってまではちょっと・・・
という方はご自宅で休憩時間を短くして試してみてください!


なお、2月から外来リハビリ班に新しい仲間が増えました。
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作業療法士の土肥 健(どい たける)です。

経験年数が約10年で色々な分野で活躍してきています。
頼もしい味方が増えた外来班をこれからも、もっとよろしくお願いいたします!



引用文献
①Hirono T, Ikezoe T, Nakamura M, Tanaka H, Umehara J, Ichihashi N Acute effects of low-loaded resistance exercise with different rest periods on muscle swelling in healthy young men The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine 2019
②Hirono T Relationship Between Muscle Swelling and Hypertrophy Induced by Resistance Training Journal of Strength and Conditioning Research: February 2022 - Volume 36 - Issue 2 - p 359-364




座っている時間と腰の関係

(2022年2月21日 14:05)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

まだまだコロナ渦が継続していて
在宅ワークなどで座り続けている時間が長い人が多いのではないでしょうか?

今回のテーマは座りっぱなしと腰の強張りです。
パソコン作業を持続していると終わった後に
腰に違和感を感じることはないでしょうか?

座位時間の持続によって腰の
筋肉のこわばりの増加(Kett and Sichting、2020)
があると報告されています。
こわばりで済めば良いですが後々にそれが
蓄積することで、腰痛へつながることも考えられます。

予防する為にはどうするか?に対して
一つの参考になる研究があります。

一定時間座っている姿勢を取り続けている間に
・何もしない(座っているのみ)
・座っている間に電気刺激(感覚のみ)
・座っている間に電気刺激(電気刺激で筋収縮を起こさせる)
 で比べた所、電気刺激で筋収縮を起こした群だけ
腰のこわばりが約10%低下したという報告がありました。(Alexander R Kett 2021)
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上記のことから考えると数十分に一度は筋収縮を起こすことが必要ではないかと思います。
具体的には一度椅子から立ち上がる、ストレッチをするなどが重要ではないでしょうか?


ちなみに、制服が新しくなりました!

リハビリは水色になりました。
(RH受付は白)
部署ごとに色が変わりますので
ご来院の際は見てみてください!
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引用文献
①Alexander Robert Kett Sedentary behaviour at work increases muscle stiffness of the back: Why roller massage has potential as an active break intervention. Appl Ergon. 2020 Jan;82:102947. doi: 10.1016/j.apergo.2019.102947. Epub 2019 Sep 9.
②Alexander R Kett Sitting for Too Long, Moving Too Little: Regular Muscle Contractions Can Reduce Muscle Stiffness During Prolonged Periods of Chair-Sitting Front Sports Act Living. 2021 Nov 3;3:760533. doi: 10.3389/fspor.2021.760533. eCollection 2021.

北海道千歳市 リハビリ病院 節分飾りを作りました

(2022年2月18日 13:19)()

こんにちわ!
回復期リハビリテーション病棟です!!

2月3日の「節分」にちなみ、回復期病棟でも患者様と「おに」の飾り物作りやホクマンくんを節分仕様にしたりと行事の雰囲気を味わって頂きました!
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感染対策のため、個別で鬼を作成して頂き、一つの作品となるようにリース風にまとめてみました。おにの顔も手書きで書いて下さり、可愛らしい鬼や面白い鬼など、とても個性があふれる作品になりました。参加してくださった患者様からは「おもしろいね〜」「楽しかった〜」と喜んで下さり有意義な時間になりました。また、作品を観て下さった患者様からは 「もう節分か〜忘れていたよ」など、行事を思い出すきっかけに繋がり良かったと思っています。

これからも、回復期病棟では感染対策に考慮し、患者様と楽しみながらリハビリを継続していけるように日々精進して参ります。
以上、作業療法士 曽我部でした。
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.31.

(2022年2月16日 13:16)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

朝練です。
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本日は股関節の安定性向上のための
筋力のチェックを練習しました!

股関節には色々な方向に筋肉がついているのですが
特に深層の所には外旋筋がついています。

骨のすぐ近くに存在しているので場所的にも股関節の安定化に関わると言われています。
股関節の外旋筋の疲労によって下肢の支持性が低下することも報告されています。(佐藤 2012)

股関節の曲がる角度によっても働く筋肉が変わりやすいので
色々な姿勢で筋力をチェックしました。

実際にやってみるとケガや痛みがない状態でも
特定の姿勢で力が入りづらかったりがあり
その人それぞれの生活習慣で弱化しやすい筋肉の傾向がありました。

次回も頑張ります!

引用文献
①佐藤 他 股関節外旋筋群の疲労による筋力低下が歩行の空間的・時間的パラメータに与える影響 理学療法学Supplement 2011(0), Aa0136-Aa0136, 2012

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北星病院 4階療養病棟 アクティビティレク 【節分】

(2022年2月14日 14:01)()

こんにちは!4階リハビリチームです。

2月3日は「節分」でしたね!
4階の患者様も季節を感じる作品作りと、模擬的な豆まきを行いましたので、ご紹介します!

折り紙を折ったり、シールを貼ったり、愛らしい表情の「おに」と「おたふくちゃん」を描いてくれました!

今回は、個別リハビリで、作品を作り、集めて飾っています。

また、当日は、ディルームに来れる方や、ベッドサイドにもお邪魔して、たくさんの患者様が、「鬼は外!福は内!」と、模擬的な豆まきに参加してくれました♪
お写真の方々は、ほんの一部の患者様です(^_^;)
(感染対策のため、患者様同士の交流は行っておりません)
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豆まきの的になっている「おに」の絵も、画用紙をちぎってもらったり、貼ってもらったり、患者様に作成を手伝ってもらいました!

2月の千歳市は、まだまだ厳しい寒さが続きますね…。
「福は内!」で福を呼び込みながら、春の気配を待ちましょう!

以上、作業療法士 米田でした。