北星病院 4階療養病棟 【入浴動作練習のご紹介】

(2022年3月29日 16:27)()

こんにちは!4階リハビリチームです!
 
今回は、4階療養病棟にて取り組んでいる「入浴」に対するリハビリをご紹介しようと思います(^_^)
米田1.JPG
当院では、一般病棟や回復期病棟にて、生活動作の1つである「入浴」の評価や動作練習を、病棟とリハビリスタッフにて積極的に介入しています。
 
療養病棟でも、継続して生活動作の練習ができるよう、リハビリスタッフがお風呂の全工程を一緒に介入する「リハビリ浴」という取り組みを、必要な患者様に対して実施しています。
 
病棟スタッフによる「介助浴」とは、別の時間に設けているため、じっくりと時間をかけて、お風呂に関わる動作練習を行うことができます(^_^)
 
これまでに、
 
・入浴の環境設定や介助方法を整え、介助量軽減させて、病棟での「介助浴」に繋げた患者様
 
・ご自宅への退院前に動作確認を行い、安心して帰られた患者様
 
・お一人で洗体、洗髪、着替えが出来ることを目標に練習し、見事目標達成した患者様
 
・寝たまま入る「特殊浴」だった状況から、お一人で好きな時間に入浴できる「フリー浴」まで移行する事ができた患者様
などがいらっしゃいました!
 
「お風呂に入る」という生活動作には、着替えや、移動動作、頭や背中を洗う上肢動作、浴槽の出入りなどの立位動作など、たくさんの体の動きが必要となります。その分、患者様ご本人も不安感や心配、疲労を感じるという方も多い様です。
 
そこで、我々療養病棟リハビリチームは、患者様としっかりと時間をかけてお風呂の練習を重ねていき、少しでも患者様の不安感を減らし、介助量の軽減や、自立を目指す関わりを行っております。
 
お風呂に入るって、気持ちいいですよね\(^-^)/
患者様の「あー気持ち良かった!」というサッパリした笑顔を見ると、リハビリスタッフも嬉しくなりますね♪
 
療養病棟の「リハビリ浴」のご紹介でした!
作業療法士 米田
通所リハビリブログ 第87号 掲示物作成

(2022年3月29日 16:14)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
少しずつ気温も上がり、雪解けが進み、
春の陽気が感じられるようになりましたね(^^♪
 
通所リハビリセンターでは
『指先の細かい動きのリハビリ』
『自分の役割の獲得』
『達成感を得るため』といった目的で
季節に合わせた、様々な制作物を企画しています。
 
3月は、大きな花束をみんなで作成してみました。
作成①.png 作成②.png

花を一つ一つはさみで切る作業をお手伝いしていただきました。
皆様お近くの席の方と楽しげに話されながら、
ご自身のペースで作っていただいています。
 
花束.JPG
お花が出来たら、歩く練習の間や、空いた時間を使って
ブーケの部分にお花を貼っていってもらいました。

花束完成.JPG

完成したものがこちらです!
「カラフルで素敵ね~」と皆さんから大好評でした!
一つの作品を皆で作り上げると
自然と交流も生まれますし、達成感も得ることができます。
こうした取り組みもリハビリの一環になりますよ!
 
通所リハビリセンターでは感染対策を行いながら
現在も体験利用や新規利用を受け付けしています!
ご興味がある方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください!
 
(TEL:0123‐29‐5035 相談員 濱田)
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!


バランステスト!〜怪我との関係〜

(2022年3月29日 09:27)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


今回のテーマは『バランステストと怪我との関係』です。


バランスのテストでスターエクスカーションバランステストというものがあります。

片足になり8方向へどれだけ反対の足先が届くか?というのものです。
長山⓻.png

右と左の足ともに行い左右差があると怪我のリスクが上がると言われています。


ちなみに前回記事でも紹介した慢性足関節不安定症(CAI)の人はこのテストをすると

普通の人と比較した時に到達距離が短くなると報告されています。

(P A Gribble 2006)


捻挫は繰り返し起こりやすいと言いますが足の機能が回復していない状態では

足首だけでなく下肢全体のどこかに障害が起こりやすくなるということになりますね。


何度も捻挫しているような人は是非、ご相談ください!



引用文献

①P A Gribble Chronic ankle instability and fatigue create proximal
joint alterations during performance of the Star Excursion Balance
Test Int J Sports Med . 2007 Mar;28(3):236-42. doi:
10.1055/s-2006-924289.
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.34.

(2022年3月29日 09:25)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


本日の朝練のテーマは

腰部の『モーターコントロール』です。


運動をする為に必要な骨格系、筋系、神経系の機構を調整する能力のことと

言われています。(相羽 2007)


ざっくりいうと、身体の一部に負担が集中しないように

各々の関節がしっかり動くということです。


ですが慢性的に腰痛のあるような方は

痛くて体が硬ってしまったりした結果

負担が一部の関節に集中してしまったりしています。


そんな時にマッサージだけで痛いところを解すだけでは

中々、改善にいたりません。

そんな時に、痛みの出ないように身体を安定させて動かす為に

『モーターコントロール』の練習をします。


一般的なイメージでは体幹トレーニングがあると思います。


朝練では骨盤を真っ直ぐの位置に保って手や足を動かす練習を行いました。

患者様へ指導する前に自分自身はできている事が重要です。


次回も頑張ります!
長山⑥.jpg

引用文献

①相羽 腰痛に対する運動療法 spinal surgery 2007
リハビリ外来班症例検討会!

(2022年3月29日 09:19)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


本日は朝から症例検討会を行いました。


症例検討会とは担当の患者様に関して

患者様のこうなりたいという所と

理学療法士、作業療法士から見て、この部分が必要だなと

いう所をどれだけ達成できそうか、どんな方法でリハビリを

行なっているかそれが妥当かを検討する会です。


要するに仕事のチェックですね。


今回は足部の靭帯損傷に関して発表してくれました。


足部疾患では運動中の捻挫などで当院に来られる事が多いです。

最初に腫れて柔軟性が低下したり、筋力が低下する事で

怪我をした部分が治った状態でも、足の機能が低下している事で

慢性足関節不安定症(CAI)と呼ばれるような状態になる事があります。


何度も捻挫をしてしまうような人は機能的に足部が回復しきっていない可能性が

あります。


今回の検討会ではしっかりと筋力発揮ができているかのテストや

足の固さを助長する筋肉の確認、高いパフォーマンスを達成する為には

何が必要か?などを確認しました。
長山⑤.jpg

参考文献

①小林匠 慢性足関節不安定症(CAI)研究の 現状と課題