大掃除

(2020年12月23日 14:02)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

年末に近づいてきましたね
本日は毎年年末恒例の
リハビリ室の大掃除でした。
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毎日清掃は行っていますが、
1年間の溜まった汚れを

細かい所まで掃除いたしました。

ちなみに掃除機をかけるのは
3.3Metsなので体重が60kgの人は
約100kcalとなります。
なので1kg脂肪を落とすには72日間続ける必要があります。

綺麗になったリハビリ室でお待ちしてます!
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通所リハビリブログ㊵ 健康教室 フレイル

(2020年12月21日 17:10)(通所リハビリブログ)

 
こんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
寒さが一段と厳しくなっていますが、皆さんはこの寒さの中、
健康的な生活を送れていますか?

健康に対する関心が高まってきている最近では、
よく【フレイル】というワードが出てきていますが、皆さんはご存じでしょうか?
 
通所リハビリでは、12月15日から3日間、フレイルをテーマにした健康教室を開催しました。

題して、
「加齢に負けるな!元気に長生き!フレイル対策をしよう!」
20201221坂田スライド①.png


今回は、理学療法士の坂田が講師となり実施しました!
20201221写真①.JPG
 
フレイルに関しては、ホクマンブログでも何度か取り上げているかと思いますが、
加齢に伴い筋力や活動が低下した状態のことを言います。
 
20201221坂田スライド②.png 20201221坂田スライド③.png
 
利用様に対して、フレイルチェックを行いましたが、当てはまる方も多くいたようで、
皆様真剣に聞いて下さいました!

20201221坂田スライド④.png
 
中にはメモを取りながら聞いて下さる方もいて、利用者様の健康に関する関心が高いことが分かります!(^^)!
 
20201221写真②.JPG
 
フレイルの状態は、健康な状態と要介護状態の間の状況なので、良くなることも悪化することもあるそうです。 


健康な状態になるにはどんな生活を送れば良いのか、どんな運動を実施すれば良いのか、アドバイスをたくさんいただきました!


大事なポイントは、
・日常生活に運動を取り入れ習慣化していく
・バランスの良い食事を心がけ低栄養状態に気を付ける
・口腔、嚥下機能を保つためのケアを行い誤嚥性肺炎を防ぐ
・持病のコントロールや感染症の予防を行って健康を維持する
・社会とのつながりをもち、気力や活気の低下を防ぐ
 
などなど。 
どれも大事なことばかりですね!
20201221坂田スライド⑤.png 20201221坂田スライド⑥.png
 
そして、興味深かった内容がこちら…

フレイルの予防に最適な場所が、ここ『北星病院通所リハビリセンター』だということです!
…決して事業所の宣伝ではありません(笑)
 
『身体の虚弱』『精神面の虚弱』『社会性の虚弱』
これらを予防する為には、リハビリセンターに通って他者交流を図りながら楽しく運動し、
心も身体も、そして生活も豊になるよう、利用者様と一緒に目指していきたい!!

そう改めて感じた健康教室の内容でした(^O^)/
 
北星病院通所リハビリセンターは体験利用も無料で行っております。
冬期間運動や外出がしにくい方にも、送迎付きでリハビリに通っていただくことができますので、お気軽にご相談下さい☆
 
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!

運動不足に雪かきしましょう!

(2020年12月21日 17:04)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

ついに千歳でも雪がたくさん降りましたね。

自宅周りの雪かきをされた方も多いと
思います。

中々に疲れる作業なので雪が降ることを
ネガティブに捉えられることもあるかとおもいます。

しかし!良いこともあります。

それは雪かきはカロリー消費が多いから
減量にぴったりなことです。

例として体重60kgの人が人力(機械を使わずスコップ等で)で雪かきを1時間行うと
450kcalの消費となります。

体重1kg落とすには7200kcal消費する必要があるので1時間の雪かきを16回(7200÷16)行えば良いことになります。

これだけ考えるとこれから雪が降ってくると
痩せれると思って楽しみになりませんか?

ちなみにカロリー計算は
体重(kg)×運動強度(メッツ数)×時間(1時間=1、30分=0.5)=消費カロリー
となります。

運動強度(メッツ数)の一覧は
こちらになります。↓
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
(国立健康、栄養研究所HP)
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中21

(2020年12月21日 16:51)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日は朝練です。
テーマは不安定性での腰痛です。

一般向けのテレビでも体幹筋を安定させて
パフォーマンスを上げよう!というような
事も見られると思います。
では不安定性とは?不安定な状態とは?
ということですが
簡単なテストの1つでは
前に屈んだ状態からまっすぐ立った姿勢に
戻る際に腰痛が出現し
思わず膝に手をついてしまう動きがあります。
20201221外来1.jpeg 20201221外来3.jpeg

その他にも色々な検査を行った上で運動を指導していきます。

運動の例としてはバードドックというものがあります。
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四つ這いになって片手、片足をあげて
数十秒耐える運動です。

腕と足・背骨が一直線になるように止めて、
体幹の安定性を高めていきます。

はじめから上手に行うのは難しい練習ですので、
腕だけで行ったり、足だけで行うと、負荷が調整できます。

腰が痛くなったり、倒れてけがをする恐れのある方
ご注意ください。


腰痛で、お困りの方は是非ご相談ください!
冬に向けて転倒を予防しましょう!⑤

(2020年12月16日 15:26)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回はサルコペニアを
改善していくための実践編です。


前回記事はこちら↓
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/index.html

では運動実施においての考え方ですが、

強度:最大挙上重量(1RM※)の80% 以上

セット数・挙上回数:2~3セット・8~12回セット

頻度:週 3 回 ・期間:3 カ月以上

ということになります。
※1RMとは全力でやっと一回できることです。

上記のやり方で筋肉が太くなりサルコペニアの
改善になると報告されています。

セット数や頻度はご自宅でも実践できるのですが
1RMは病院等で測定しなければなりません。(機械を用いて測定します)

しかも重たすぎる運動の負荷では関節が痛くなったり
上手くできなかったりと問題もあります。

なので重たい負荷の代わりに
沢山回数を行う必要があります。


具体的にどの程度の回数を行う必要があるかというと
8~12回を12セット以上行うと
重たい負荷と同程度の効果が得られると言われています。


なので例として合計すると
10回×12セット=120回 を1日にこなす必要があります。


それを最低でも3ヶ月以上続ける必要があります。


また12週間しっかり運動してついた筋肉が
12週間休むと半分になり
24週間休むとほぼ消失すると言われています。


なので自分が健康でいるためには運動をやめるタイミングは
無いと思いますので頑張りましょう!

最後におすすめの軽い運動を紹介させていただきます。

簡単な足の上げ下ろしですが
体幹も意識して120回やるとかなりキツイです。
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参考文献
①宮地 他 サルコペニアに対する治療の可能性: 運動介入効果に関するシステマティックレビュー
②Zech A, Drey M, Freiberger E, Hentschke C, Bauer JM, Sieber CC, et al.: Residual effects of muscle strength and muscle power training and detraining on physical function in community-dwelling prefrail older adults: a randomized controlled trial. BMC Geriatr 2012; 12: 68.
③市橋 他 臨床理学療法領域におけるコア・パラダイム* ─筋力トレーニングにおけるパラダイムシフト─ 理学療法学 第 42 巻第 8 号 695 ~ 696 頁(臨20床15理年学)