要注意!熱中症

(2023年8月24日 15:19)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

夏の暑さが厳しいですね
外で運動したり遊んだりするときに
熱中症になって具合が悪くなる方が多くいるかと思います。
本日は熱中症を予防するために気をつけることを紹介したいと思います

そもそも熱中症とは…
自分の身体で作る熱と身体から出ていく熱のバランスが崩れて
自分の身体の中に熱が残りすぎている状態です。

具体的な症状としては以下のようになります。
また病院受診の基準も合わせてご覧ください。
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実際に症状が出てしまってからは温度が低いところで水分補給を
したり、病院へ受診するといった方法がありますが
重要なのは予防していくことになります。

予防の方法としてはいくつかありますが
簡単な方法としては水分補給になります。
水分摂取をすることで体温を下げたり
汗をかいて失っていく成分を補給することができます。

『水分』補給とありますが水だけを摂取すれば良いわけではありません。
私たちの身体の血液は少しの塩分の入った水と同じ浸透圧の血液が流れています。
汗の中には水だけではなく塩分も一緒に身体の外に排出されてしまうので
水だけを運動中などに補給してしまうと身体の反応で、これ以上血液中の
浸透圧を下げないように水を飲む気がなくなってしまいます。
なので水と同時に塩分も摂取していく必要があります。

具体的にどのくらいの量を摂取すれば良いのかですが…
基本的には
マラソン競技では1時間あたり400〜800mlと言われています。
しかしその日の気温や体調、運動の強さなどによっても変化しますので
喉が渇いたと感じる前にこまめに水分を摂取していくことが望ましいと思います。
体重が2%以上減っていれば(体重60kgの人は1.2kg減少以上)
その後0.3%ごとに深部体温が約0.3℃上昇していくと言われています。
なので運動後に体重を確認し2%以上減少しているようであれば
摂取不足なので要注意となります。

種類に関しては具体的な商品名は避けますが
スポーツドリンクの中でも
人の血液の浸透圧より低いものを選べば吸収速度は速いので
運動中に適していると言えます。
(興味がある方はスポーツ飲料の公式サイトを色々見てみてください)


参考文献
①熱中症診療ガイドライン 2015
②呉泰雄 運動中のハイポトニック飲料の自由摂取が体液および電解質バランスに及ぼす影響 スポーツ科学研究, 8, 144-154, 2011 年
③競技者のための暑熱対策ガイドブック(独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立スポーツ科学センター)
④スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(日本スポーツ協会)
3階病棟 ot向井の日記

(2023年8月23日 15:26)()

第一節 鉄砲と氷と夏祭り
 
今年もなんと夏祭りを開催しました!
内容は射的とかき氷!この夏にピッタリですね!
 
射的は「え〜できるかな〜」と言っていた患者さんもひとたび鉄砲を握れば百発百中で的であるリハビリ職員を撃ち抜いていました!

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かき氷はイチゴとメロンとブルーハワイの三種類をご用意!皆さんに好きな味を選んでもらいました!僕はブルーハワイが好きですね〜

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祭りばやしを聴きながら「懐かしいね〜」「お祭りの曲だね!」と楽しんで頂きました!
来年も盛大にできるといいですね〜!
最後に今年のお祭り軍団です。ニッコニコです。

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第二節 キズと順序と勉強会
 
僕たち作業療法士はただのお祭り軍団ではないのです。勉強会にも勤しんでおりましてその様子もお届けします!
今回のテーマは「褥瘡」でした!
褥瘡の写真を発生から治癒まで並び替えております。改めて出題されると悩ましいものでした。
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何歳になっても勉強の繰り返しですね!
以上作業療法の向井でした。水分補給はこまめに!
運動と美肌の関係

(2023年8月23日 11:27)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ版です。

今回のテーマは『運動と美肌』です
以前から、運動と肌の関係は報告されてきましたが
新たに、2023年立命館大学の研究で有酸素運動と筋力トレーニング実施後の
肌への影響について、新たに報告されました

日本人中年女性での参加者を、有酸素運動(自転車エルゴメーター)グループと
筋力トレーニンググループ(レッグプレス、アームカールなどジムにある一般的なマシンを使用)の2つに分けて16週間の実施を行いました

実験前に①皮膚特性②体組成③身体能力④採血を行い実験後も再測定を行いました

結果として、どちらの運動も皮膚の弾力性と上部真皮構造を大幅に改善し、筋力トレーニングは真皮の厚さも改善しました
※真皮の厚さ:顔のシワ、たるみなどの見た目に関係

上記のような結果から健康を保つために運動することはもちろんですが美容目的にも
運動が必要なことがわかるかと思います
更に、今回の研究では日本人での研究ということもあり、より身近に必要性を意識することができるのではないでしょうか?

こんなおもしろい研究結果がありましたのでシェアさせていただきました!



引用文献
Shu Nishikori1,2, Jun Yasuda1, Kao Murata1, Junya Takegaki1, Yasuko Harada2, Yuki Shirai2, Satoshi Fujita1 1 立命館大学 スポーツ健康科学部 2 ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター
Resistance training rejuvenates aging skin by reducing circulating inflammatory factors and enhancing dermal extracellular matrices(レジスタンス運動は血中の炎症因子を減少させ真皮の細胞外基質を増加させることにより皮膚の老化を改善する) Scientific Reports 2023


3階回復期レクリエーション報告!

(2023年8月23日 10:36)()

こんにちは、3階回復期リハビリテーション病棟です
 
先日、土曜日のレクリエーションの紹介がありましたが、平日に実施している壁装飾作りについても続けて紹介します(^^)
 
季節に合わせて作成していますが、今回は七夕をテーマに天の川!さらに、夏らしく花火にしてみました!

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器用な女性陣の活躍はもちろんですが、男性陣も黙々と作業に取り組んでくださり、大活躍!素敵な作品となりました(^^)

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短冊コーナーも大人気で、たくさんの方がお願い事を書いてくださいました。皆様の願い事が叶いますように…
 
以上、レクリエーション担当 作業療法士 宮岡でした。
北星病院 4階療養病棟 【離床訓練】

(2023年8月23日 09:46)()

こんにちは!4階リハビリチーム、作業療法士の米田です(^_^)
 
本日は、療養病棟での「車椅子離床」の様子をご紹介します。
 
療養病棟って、寝たきりの方が多いのかしら?
重症な方が多いのかしら?
というイメージを持たれがちですが、当院の療養病棟では、リハビリチームが中心となって、車椅子への離床機会を設けています。

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患者様ひとりひとりの体格などに、出来るだけ合う車椅子を選定し、体調等に合わせて調整しています。

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ご本人やご家族様が希望される場合には、ご本人用の車椅子を作成する場合もあり、その選定もお手伝いしています。
 
毎日をベッド上のみで過ごすのではなく、車椅子でデイルームまで来ることにより、テレビを見たり、他患者様と顔を合わせたり、いつもと違う窓からの景色を見たり、と。
 
楽しみや刺激のある時間を過ごすことができます!
 
これからも、日々のリハビリにて、ベッドから離れる機会を増やしていけるよう、努めてまいります!
 
以上、4階リハビリチームでした。